ウェブログ図書館の保管庫サービス

http://d.hatena.ne.jp/moralaturgie/20060515/1147642242


ウェブログ図書館で「むなぐるま」というブログが保管されることになったという話。
ウェブログ図書館としても初めての試みのようですけどこの「むなぐるま」というブログは色々見聞きするに非常に評価が高いです。なんだかただならぬ人たちがただならぬ評価をしてて、そういうブログの過去ログが消されず残るのは重要なことだと思う。
でこの閉鎖とか過去ログ消去について書いてみようかと思ったけど、思考がいろんなところに拡散してまとまらないので一先ず関連エントリの紹介だけしときます。

自分の読んでたサイトが無くなってしまうというのはやっぱり悲しい・・・ということで何とか説得を試みてるエントリ。特に徳保さんところでもう大体言いたいことは言い尽くされてる感あり。
後半部分で「ミラーサイトの提案」を提案されてて、まさにウェブログ図書館はそういうサービスを提供してるんだけどこれは知られていなければあんまり意味がないんだよなー。ということで告知するならここが狙い目だと思いました>館長

ただ徳保さんのエントリに付け足すとしたら、こちらで書かれているようなブログならではの問題があると思う。ブログはPermalinkとかコメント、あるいはブクマとかとにかく色んな関係性の中にエントリが位置づけられている場合が多いので、元エントリの消失という事態の及ぼすダメージは大きい。

で再び徳保さんなんだけど、かつて一時代を築いたニフティパソコン通信のログが消えてしまう、という話。こういうものでさえ消えてしまうものである以上、個人がサイトを消すのを止めることなんてできないんだよなーと思うんだけども、どうやら最終的には「公的価値vs私的エゴ」ってとこに行き着きそう。そしておそらくは個人サイトが個人の所有物であるとするなら公的価値は分が悪いんだろうなという感じ。

とそこでこのdanさんの所有を疑えという「Value 2.0」に繋がる。ネットというのは誰のもの分らないけどどこにあるのかも分らない。一応サーバとかに位置はあるんだろうけど今俺が見て感覚しているネットの世界というのはやっぱりどこにもないんだろう。そういう世界に対する価値、所有という言葉はやっぱりどこかそぐわない気はする。

あと更にこのネット上のお墓という発想とか、

記録と記憶、そこにある保存本能みたいなものも含めて。
ネット上の死と現実の死は直接リンクしないというか実名と匿名、ハンドルとではニュアンスがだいぶ違う。この辺もうちょっと詰めてみたいかな。
とにかく何かあるんですよね。消失してしまうことへの言い知れぬ不安というか何か言いたくなる気持ちが。
んーーー