はてなの投げ銭システムについて更に色々考えてみた

前回の記事書いた後にちょっとこれやっぱり難しいとこあるな〜と思ってそういう記事書こうと思ったのだけど、この投げ銭システムのちょっと別な可能性も見えてきたのでそれは次回ってことにします。




http://ken-san.sub.jp/mt/archives/000439.html
トラバしてくれたkensukeさんの記事。の中でテスト的に提案している
http://ken-san.sub.jp/mt/archives/000438.html
これ読んでちょっと投げ銭システムの別な側面が見えてきた。短いので全文引用させていただきます。

はてなポイントについて、現在私は整理ができていません。

おそらく、はてなに支払う手数料の率がいわゆる「利率」の役割だと思うのですがよくわかっていません。

地域通貨」「利子」「お金の循環」「資本主義」

あたりを関連付けてはてなポイントの考察としてTBしてみてください。

参考自エントリー

→ マネーの錬金術

◇TB先着10名様に10ポイント差し上げます。

一番わかりやすい説明をしてくださったかたに200ポイント差し上げます。

ちょっと違うんでないの、というTBも説明がしてあればありとします。

ちょっと本題には答えられそうにないのだけど、
>ちょっと違うんでないの、というTBも説明がしてあればありとします。
という事なんでこっちで参加する事にします。


まずこれ一見して思ったのは「人力検索とたいして変わらないな〜」という事。
>「地域通貨」「利子」「お金の循環」「資本主義」あたりを関連付けて
というのは流石に広すぎると思うけどいくつかに分けて質問すれば人力検索はてなでもそれなりに答えは集まってくるように思う。
とするとこれをブログでやる意味ってあるの?と思ったんだけどこれちょっとやり方変えればすごく面白くなりそうなのだ。
人力検索での質問というのは未知である不特定多数の第三者に対するもので基本的には誰が答えてもよいというものである。だからまぁどの程度の人が答えてくれるか分からないし書くにしてもあんまり長文になるようなものは書きにくいし質問もしづらい。
という事でブログでやるならこの点を考慮する必要がある。
結論からいうとまず既にいくつかのキーワードがあるのでそれで検索などしてその辺に詳しそうなブログを探してトラックバックをする。つまり特定少数への依頼トラックバックだ。もちろん既に知っている人でこの人の意見が聞いてみたいというのでも構わない。
このやり方の利点はもし書いてくれるならある程度以上の質がかなり担保されていること、ブログを持っている人なのでそこでいくらでも長文が書けるという事。というわけでこれなら人力検索とはまったく別な面白さがあると思う。
で問題は

  1. 果たしてそういう需要があるのかどうか
  2. それってスパムトラックバックじゃないの?

というところ。この二つは微妙に重なっているのだけどオレの考えでは需要は確実にある、がゆえにスパムとは認定されない、と思ってるので以下これについて。




Musical Batonの流行ったわけ】
というのに非常に面白い考察があった。
どこで読んだか忘れてしまったのだけど(当時こういうのたくさん読んだので・・・知っている人いたら教えて欲しいです)大体こういう話だった。


Musical Batonはブログをやっている人の「自分の好きな音楽について語りたい」という需要を掘り起こした。実はそういう事を書きたいと思ってた人は結構いたのだけど「そんな事に興味のある人はいないだろ」と思っていて書く事ができなかった。そこにMusical Batonが来て「あなたの好きな音楽を教えてください」と”聞かれる”ことで初めて書く動機ができ誰に憚ることなく思う存分書けるようになった。(凄いテキトーなオレの記憶より)


まぁ大体こういう内容。
オレはなるほどな〜と思った。というのはブログというのは誰に書けって言われるわけでもなく聞かれてるわけでもない、という状況の中で殆ど自家発電というか自ら進んで書いていくわけだけど果たしてそんなに書きたいことってあるのか?そんなに強い動機のあるやつっているか?というのが疑問だった。ホントに純粋に日記として書いてるならともかく何かしら意味のあること書こうと思うと「果たして自分は何の為にそれを書くのか」とか「というかオレがあえてそれを書く必要ってあるの?」とかの"動機”の部分が常に問われるんですよ。少なくともオレは。もちろん明確にはっきりしている人もいるだろうけど何の専門家でもない普通の人にはこういうのがある人が結構いる・・・というか多分多いとオレはにらんでる。
例えばこちらの記事
2005-06-14

こんな塩梅です。これをわたしは勝手に「全開系ポリシー」と呼んでいます。特にトラックバックについてお薦めなのは「勝手トラックバック」です。トラックバックはツールを使えば第三者でも打てるので、どこかでわたし(みちアキ)の好みそうな記事を見つけた人は、そのURLを勝手に当ブログに向けてトラックバックしてください。必ずや、みちアキがそれに付いてレス記事を書くでありましょう(で、その後にTB削除をするでありましょう)。

これにオレもまったく同感。オレは基本的にトラックバックに物凄くよく反応するのだけど要するにオレにとってトラックバック(に関わらずあらゆる反応)は何かを書く為の動機、きっかけになっている。ちょっとぐらい興味がないものでも強引に自分の興味のあるほうに引っ張ってでも書いてしまう。
つまり必要なのは”きっかけ”なのだ。それさえあればこねくり回して何とかUPするレベル(もちろん自分の中での基準)まで持っていける。逆にそれがはっきりしてない時には中々書き進められない事が多い。
という事で動機付けを必要としている人は確実に存在するしけっして少なくないと思う。そして結局それを歓迎する人が一定数いればスパムとは認定されない、と思うので依頼トラックバックは”あり”だとオレは考える。(しかもこの先には「新しい編集者のあり方」みたいのも微かに見える・・・気がするのだけどどうだろうか?)
ただ新しくやる事はルールを超えているというかルールがないので多少問題にはなるかもしれない。人に進言して後で問題になるのもあれなのでとりあえずこの依頼トラックバックの是非をブログ界の番人ことEKKEN♂のえっけんさんに聞くという依頼トラックバックしてみますw
諸事情により報酬はないんですけど。*1(というかブクマコメントで「gooでは使えない」とおっしゃってるんですけどこれホント?あっポイントのことか。でもまだ埋め込まれてないし参加するつもりないのかもしれないですけど・・・)


いずれにせよ。
投げ銭システムにはもっと色々な可能性があるんじゃないかと。そういう事です。
さぁどうなることやら・・・

*1:まぁまだ300ないからなんですけど。でも実は前回記事に粋なはからいがあって現在100ポイント超えてます。なのでもしこの記事で200ゲットできればオレも投げ銭できる身分に。・・・とこれ書いてる間に更に他の記事にも!つーかもう言っちゃう。CKさんありがとです〜。って事でこれで200ゲットした場合は折半が可能になりました。