ブログ論

フローな話(3)〜情報リテラシーから実体リテラシーへ、メディアリテラシーから人間リテラシーへ〜

◆ブログの記事は「情報」ではない - ぶろしき >情報は固定化された事象(『人間科学』より) この定義で考えるとブログの記事はそのままでは「情報」足りえない。コメントやトラバもそうだが最も重要なのはブログの記事は書き手によって常に修正が可能であ…

フローな話(2)

◆フローな話 - ぶろしき 前にここで同じ話の繰り返しの意義について書いたのだけど一応この話の続き。 ちょうど最近そこでネタ元にさしてもらった『SOUL for SALE』のcharlieさんの記事でまた ◆http://www.asvattha.net/soul/?itemid=440 うひゃあ、これどこ…

読者を意識した情報発信のメリット(2) - 情報発信者の復習効果

勝手に人の記事の(2)を書いてしまうシリーズ。 ◆読者を意識した情報発信のメリット - 情報発信者の予習効果 | デジモノに埋もれる日々 元ネタはデジ埋のCKさんのこちらの記事。 一先ず読んでみて欲しいのですがこれ読んで分かったのは、オレが「復習派」…

ブログに必要なのはコンテンツのコミュニケーション化?(5)

積み残しだった話題。微妙にタイトル変わってますが。 というか岡田斗司夫著『オタク学入門』の紹介だったりするんですけども。 この本の重要なテーマに「コミュニケーションとしてのコンテンツ」というのがあるな、と気づいたんでその部分を引用とかしとき…

ブログに必要なのはコンテンツか?それともコミュニケーションか?(4)

◆言及リンクなしトラックバック論争感想 - ぶろしき ◆ブログに必要なのはコンテンツか?それともコミュニケーションか?(2) - ぶろしき 何か前回の記事は前々回の記事で書いた内容の具体的な例になってすごく興味深かったので補足しときます。 【前回記事…

ブログに必要なのはコンテンツか?それともコミュニケーションか?(2)

え〜勝手に人の記事の(2)を書いてしまうという技を前回覚えたのでちょっとこの技を極めていこうと思います。 ◆ブログに必要なのはコンテンツか?それともコミュニケーションか?: 304 Not Modified ブログにおける「コンテンツ」と「コミュニケーション」…

内容至上主義への疑問

もう一つ今回の匿名実名論争で感じた違和感。匿名擁護派が多く主張する「誰が言ったかではなく内容で評価すべき」という「内容至上主義」について。 この「内容至上主義」の出典はここ。 ◆黒木玄のウェブサイト:「匿名」による批判の禁止ルール Ohgyokuさん…

自然+主観=公?

◆ブログ界は「銭湯文化」の正統後継者と成りえるのか?(前編) ◆ブログ界は「銭湯文化」の正統後継者と成りえるのか?(後編) 例のごとく補習。 トラバしてくれたOhgyokuさんのhttp://d.hatena.ne.jp/Ohgyoku/20050602/anonymousとhttp://d.hatena.ne.jp/O…

ブログ界は「銭湯文化」の正統後継者と成りえるのか?(後編)

前回の続き・・・ そもそも実名、本名とはなんだろうか? 一つはっきりしている事はそれが他者によって名付けられたもの、である事だ。これはおそらく国や文化を超えて世界的にもそうであると思う。(多分)自分の名前を自分で付けるなんて事は特殊な例外を…

ブログ界は「銭湯文化」の正統後継者と成りえるのか?(前編)

ブログにおける実名と匿名に関する議論が色々なところで話題になっている。もうとっくに済んだ話だとか、そもそももう語り尽くされていて遅いという感もある。 が、やはりオレも興味のある事なのできっちり書いておきたい。むろんオレはひきこもりブロガーな…

フローな話

ブログの面白さはあくまでフロー性にある、とオレは思っている。(・・・3回目) このフロー、ストックについては既に色々なところで語られていて同じ話の繰り返しになってしまう・・・がそれでもあえて書いてみようと思う。この記事の内容自体がブログにお…

時間による固定化

前回の続き・・・ ブログの面白さはあくまでフロー性(変化する事)にある、とオレは思っているが、ウェブログ図書館へ登録された記事は「テキスト」として読まれてしまう可能性が高い。テキストとして読まれる、いうのはぱち研②で言ったように一つの完結し…

ブログの記事は「情報」ではない

前回ウェブログ図書館を紹介したところ、その翌日になんと当ブログの記事が登録されてました(汗)しかも全部で15個も。 う〜む・・・紹介したから乗っけてくれたのか、それとも偶然のシンクロなのか・・・おそらくタイミング的には後者だとは思うけどそれ…

トラックバックによる記事の価値評価

まずさかまたさんとこの記事からの引用。 自分では使う事の出来ないお金、というのはどうだろうか? つまり人に使ってあげる事ではじめて使える通貨。自分の欲しいものは全て他人のオゴリだし、自分の稼ぎは全部人にオゴルという一見やりがいの無いシステム…

メタ脳化プロジェクト

トラバしてくれたフジキンの学校日記さんの記事からの引用。 トラックバックはネット上に散らばる情報を繋げて体系化するために設計されたという話を読んで、ニューラルネットワークを思い浮かべた。その事に詳しいわけではないから、イメージに過ぎないが。…

前回記事の補習

前回トラバ送らせていただいたid:gachapinfanさんから山岸俊男なる人物を教えてもらった・・・いやもの凄く興味深い人です。「信頼社会」って何となくのイメージだったけどオレの勘も中々鋭いな〜と自画自賛。ちょっと今検索して色々読んでるんでとりあえず…

ぼくたちの「信頼」社会

前回の続き・・・ え〜前回の記事のコメント欄で「岡田さん」から引用の許可をいただきましたんで(笑)おさらい的意味も込めてビシバシ引用していこうと思います。 まず『ぼくたちの洗脳社会』の内容のもう少し突っ込んだ解説から。 現代はパラダイムシフト…

「反逆のコメンテーター」について

前回までは「沈黙のオーディエンス」から積極的に「主体的オーディエンス」になる事を勧めていたわけだが、実はいち早く主体的オーディエンスになっていた”観客”がいる。それがこの「反逆のコメンテーター」達である。 おそらく多くのブロガー達はこの存在を…

前回記事の補習

前回までの3つの記事でこのブログの運営をどうしていけばいいかというのが大体見えてきたので、ここからはちょっと話の方向を変えていこうかと思っていたところ、id:cosmo_sophyさんから非常に参考になるレスポンスがあり、ちょっと付け足しておきたい事が…

求められる主体的オーディエンス像

【結果報告】 前回記事から三日で[コメント−3(人)] [トラックバック−4(+前々回への記事に1)] コメントはともかくトラックバックは全て記事を取り上げてもらった上での反論、発展、転回であり、まさしくオレが求めていたものだった。今までのように関…

「沈黙のオーディエンス」について(2)

前回の記事は三日で [コメント−2] [トラックバック−1] コメントは既に知り合いになっている人のみ。トラバは関連記事としてのリンクでの紹介。(もちろん今後もコメント&トラバはお待ちしてます) というわけで反応してもらう為の理論としてはまだまだ甘…

「沈黙のオーディエンス」について

前回の記事で言ったようにオレ自身も、面白い記事を読んでもコメントをまったくしない「沈黙のオーディエンス」の内の一人だった。この言葉、どうやらこちらのブログの記事が元ネタみたいだ。 憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向な日々 とりあえずの認…

ブロガーに明日はあるのか

ブログを始める時からずっと気になってる事。 「いんちき」心理学研究所の更新終了の記事 ここは終了した事を残念がるニュースで知った。どうやらテキストサイトという位置づけになるようだが、トラックバックの機能があるので一応ブログとしていいと思う。 …